折句とは?
おりく
折句とは、詩や歌の各句(行)の頭文字をつなげると特定の言葉やメッセージが浮かび上がる、言葉遊びの一種です。
折句(おりく)とは、和歌・俳句・詩などにおいて、各句や各行の先頭(または末尾)の文字を順に読み合わせると、別の意味ある言葉・文章が現れるように作られた文芸技法です。アクロスティック(acrostic)とも呼ばれます。
日本では平安時代から行われており、古今和歌集や伊勢物語にも折句の例が見られます。有名な例として、伊勢物語の「か・き・つ・ば・た(杜若)」を各句の頭に詠み込んだ在原業平の和歌が挙げられます。
折句の主な種類は次のとおりです。
- 頭字(とうじ)折句:各句の頭文字を読み合わせる(最も一般的)
- 末字(まつじ)折句:各句の末尾の文字を読み合わせる
- 中字折句:各句の中間の文字を読み合わせる
折句は単なる言葉遊びにとどまらず、愛する人の名前を詠み込んで想いを伝えたり、場所や花の名を詠み込んで風景と感情を結びつけたりする、高度な表現技法でもあります。現代でも誕生日メッセージやキャッチコピーに取り入れられることがあります。
使い方・例文
「さ」くら咲く / 「く」れないに染まる / 「ら」らら、と歌う、のように各行の頭文字を縦読みすると「さくら」という言葉が現れる詩が折句の例です。
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