後藤田正晴とは?
ごとうだまさはる
後藤田正晴は、警察官僚出身の自民党政治家で、官房長官や副総理などの要職を歴任した「カミソリ後藤田」の異名で知られる人物です。
後藤田正晴(ごとうだ まさはる、1914〜2005年)は、徳島県出身の官僚・政治家です。東京帝国大学法学部を卒業後、内務省に入省し、戦後は警察庁長官を務めるなど警察行政のトップに立ちました。
1976年に政界へ転身して衆議院議員となり、自由民主党に所属。その後、中曽根康弘首相のもとで内閣官房長官を長期にわたって務め(第一次・第二次中曽根内閣)、政策立案と政府のまとめ役として絶大な影響力を発揮しました。さらに、宮澤喜一内閣では副総理兼内閣官房長官を歴任しています。
「カミソリ後藤田」の異名は、切れ味鋭い判断力と実務能力の高さを示すものです。彼の特徴的な言動として、次のような点が知られています。
- 1986年の自衛隊海外派遣問題での慎重姿勢
- 政治倫理や行政の透明性への強いこだわり
- 晩年まで憲法九条の堅持を訴える護憲的発言
引退後も政治的発言を続け、日本の安全保障・行政改革に関して幅広く意見を表明したことで、「元老」的存在として注目され続けました。
使い方・例文
政治の教科書や行政学の文脈で、「官房長官の権限強化と官邸主導の先駆けを作った人物」として後藤田正晴の名が取り上げられます。
この用語をシェア
最終更新: