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彫塑とは?

ちょうそ

彫塑とは、彫刻と塑造を合わせた概念で、立体的な造形作品を制作する美術の技法・分野のことです。

彫塑(ちょうそ)とは、立体的な造形物を制作する美術の技法・分野を指す言葉で、「彫刻」と「塑造」の二つを合わせた概念です。広義には、あらゆる素材を用いた立体造形の総称として使われることもあります。

彫塑を構成する二つの技法はそれぞれ異なるアプローチを持ちます。

  • 彫刻(ちょうこく):石・木・金属などの固い素材を削り、彫り込むことで形を作り出す技法。引き算的な造形です。
  • 塑造(そぞう)粘土・石膏・蝋などの可塑性のある素材を積み上げたり形を変えたりして造形する技法。足し算的な造形です。

塑造で作った粘土の原型をもとに、ブロンズ(青銅)に鋳造するという流れは彫塑の代表的なプロセスの一つです。公園や広場に設置されるブロンズ像の多くはこの方法でつくられています。

日本では明治時代以降に西洋の彫塑技術が導入され、荻原守衛(碌山)や高村光太郎などの芸術家が優れた作品を残しました。現代の美術教育においても、彫塑は造形感覚や空間認識を育む重要な科目として位置づけられています。学校の美術の授業で粘土を使って作品を作る活動も、広い意味での塑造・彫塑教育の一環です。

使い方・例文

美術館で「近代彫塑の名作が展示されている」と紹介されるほか、美術大学の彫塑科など学問・教育の文脈でも登場します。

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