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平行8度とは?

へいこうはちど

二つの声部(音の流れ)が同じ方向に動き、8度(オクターブ)の音程を連続して作ってしまう禁則のことです。

平行8度(へいこうはちど)とは、西洋音楽対位法和声法において、二つの声部が同じ方向(上行または下行)に動いた結果、連続して8度(オクターブ)の音程関係を形成してしまう進行のことです。対位法の基本的な禁則の一つとして、バッハ以来の古典的な声部書法では避けるべきものとされてきました。

8度とはオクターブ違いの同じ音名の音程で、二声部がこの音程で同じ方向に並行して動くと、二つの声部が実質的に一つの声部に聞こえてしまいます。これにより声部の独立性が失われ、多声音楽の豊かさや立体感が損なわれると考えられています。

平行8度が問題になる文脈は主に以下の場面です。

  • バッハ式コラールや古典的な4声体和声(ソプラノ・アルト・テノール・バス)の作成
  • 対位法の演習課題
  • 音楽大学・音楽科での和声・対位法の授業

類似する禁則に「平行5度(連続5度)」があり、こちらも同様に声部の独立性を損なうとして避けるよう指導されます。ただし、ロマン派以降の音楽やポピュラー音楽・ロックのギターリフでは、意図的に平行8度・平行5度を用いることで力強さや独特の音響効果を生み出す技法としても活用されています。古典的な規則は絶対ではなく、音楽スタイルや表現意図によって評価が変わります。

使い方・例文

音楽の授業で4声体和声の課題を提出したとき、ソプラノとバスが同じ方向に8度を連続して作っていると「平行8度の禁則」として指摘されます。

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