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帯筋とは?

おびきん

帯筋とは、鉄筋コンクリート柱において主筋を囲むように配置される横方向の鉄筋で、せん断補強と主筋の座屈防止を目的とします。

帯筋(おびきん)は、鉄筋コンクリート造の柱で主筋(縦方向の鉄筋)の周囲を取り囲む形で水平に配置する補強筋です。フープ筋とも呼ばれます。梁に使われる同種の筋はスターラップ(あばら筋)と呼ばれ、帯筋は柱専用の呼称です。

役割と重要性:帯筋には主に3つの機能があります。

  • せん断補強地震時などに柱に作用する大きなせん断力に抵抗し、斜めひび割れの進展を抑制する
  • 主筋の座屈防止圧縮力を受けた主筋が外側へ飛び出す(座屈する)のを拘束する
  • コンクリートの拘束効果:コア部のコンクリートを三方向から圧縮状態に保ち、靭性(粘り強さ)を高める

配置と設計規定:建築基準法や日本建築学会の設計基準では、帯筋の間隔(ピッチ)や径に関する規定が定められています。耐震性能を高めるためには間隔を密にする(狭くする)ことが効果的で、高い耐震性が求められる柱ほど帯筋を緻密に配置します。特に地震被害を受けやすい柱の上下端部では、より細かい間隔で帯筋を配置することが標準的です。

1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)では帯筋の間隔が不十分な柱の被害が顕著であり、以降、帯筋の配置に関する設計基準が強化されました。

使い方・例文

鉄筋コンクリート造のマンションや事務所ビルの施工図・配筋図を見ると、柱の断面に主筋を囲む四角い枠状の鉄筋として帯筋が描かれています。

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