希望理論とは?
きぼうりろん
希望理論とは、「目標・意志力・方策力」の3要素で希望を科学的に捉えるポジティブ心理学の理論です。
希望理論(Hope Theory)とは、アメリカの心理学者チャールズ・スナイダーが1991年に提唱した理論で、希望を単なる楽観的な感情ではなく、目標達成に向けた認知的プロセスとして定義したものです。
スナイダーは、希望を以下の3つの要素の組み合わせとして捉えました。
- 目標(Goals):達成したい具体的な対象・状態。明確な目標があることが希望の出発点
- 意志力(Agency thinking):「自分はその目標に向かって進める」という動機や自信・エネルギー
- 方策力(Pathways thinking):「目標に至る方法を見つけられる」という柔軟な問題解決思考
高い希望を持つ人は、障害や失敗に直面しても代替の経路を模索し続け、感情的な回復力も高い傾向があります。希望理論は単なる楽天主義とは異なり、具体的な目標設定と現実的な問題解決思考を重視する点が特徴です。
この理論はポジティブ心理学の発展とともに広まり、教育・スポーツ心理・医療・カウンセリングなど幅広い領域で応用されています。「希望尺度(Hope Scale)」と呼ばれる測定ツールも開発されており、意志力スコアと方策力スコアに基づいて個人の希望の強さを評価できます。
使い方・例文
受験や就職活動の場面で、「自分ならきっと合格できる(意志力)」「うまくいかなかったら別の方法を試せばいい(方策力)」と考えられる人は、希望理論が示す高希望者の特徴を持っています。
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