希土類磁石とは?
きどるいじしゃく
希土類磁石とは、ランタノイドなどの希土類元素を含む、現在最も強力な永久磁石の総称です。
希土類磁石とは、スカンジウム・イットリウムおよびランタノイド系列の元素(希土類元素)を主成分に含む永久磁石の総称です。一般的な磁石(フェライト磁石やアルニコ磁石)と比べて磁力が格段に強く、小型・軽量で大きな磁気エネルギーを取り出せるのが最大の特徴です。
代表的な希土類磁石には以下の2種類があります。
- ネオジム磁石(Nd-Fe-B磁石):ネオジム・鉄・ホウ素の合金。現在実用化されている永久磁石の中で最も磁力が強く、ハードディスクドライブ・EV駆動モーター・風力発電機など幅広く使用される。高温では磁力が低下しやすいため、ジスプロシウムなどを添加して耐熱性を補う場合が多い。
- サマリウムコバルト磁石(Sm-Co磁石):サマリウムとコバルトの合金。耐熱性・耐食性に優れ、航空宇宙・軍事・高精度機器に使用される。ネオジム磁石より高価。
希土類磁石はEV(電気自動車)のモーター、スマートフォンのスピーカー・バイブレーター、MRI装置など現代技術の中核を支えています。原料となる希土類元素の産出国が偏在しているため、供給リスクと資源安全保障の観点からも世界的に注目されています。リサイクルや代替材料の研究も進んでいます。
使い方・例文
「電気自動車の駆動モーターには希土類磁石が不可欠だ」というように、高性能モーターや精密機器の部品素材を説明する場面で使われます。
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