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已然形とは?

いぜんけい

已然形とは、古典日本語の活用形のひとつで、主に接続助詞「ば」を伴って確定の条件や既成事実を表す形のことです。

已然形(いぜんけい)は、古典文法における動詞形容詞助動詞の六つの活用形のひとつです。現代語の文法ではほぼ消滅し、代わりに仮定形が用いられますが、古文を読むうえで欠かせない基礎知識となっています。

「已然」とは「已(すで)に然(しか)り」、すなわち「すでにそうなっている」という意味を持ちます。この名称が示すとおり、已然形はすでに実現・確定した事柄を前提とする表現に使われます。具体的には、接続助詞「ば」が付くと確定の順接条件(〜ので、〜から)を表し、「ども」が付くと確定の逆接条件(〜けれど)を表します。

活用の例として、四段動詞「書く」の已然形は「書け」、上二段動詞「起く(起きる)」の已然形は「起くれ」のようになります。「書けば(書くので)」「起くれども(起きるけれど)」という形で文中に現れます。

已然形は現代語の仮定形と形が同じになる場合も多いため混同されがちですが、意味は対照的です。仮定形は未実現の仮定を表すのに対し、已然形はすでに確定した事実に基づく表現に用いられます。古文学習においては、接続助詞との組み合わせパターンを覚えることが正確な読解への近道です。

使い方・例文

「春来れば花咲く」の「来れば」は動詞「来(く)」の已然形「来れ」に助詞「ば」が付いた形で、「春が来るので花が咲く」という確定条件を表します。

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