寛政の改革とは?
かんせいのかいかく
寛政の改革とは、18世紀末に老中・松平定信が主導した幕府の財政再建・風紀引き締め政策で、倹約と農村復興を柱とする保守的な幕政改革です。
寛政の改革は、1787年から1793年にかけて老中首座松平定信(まつだいら さだのぶ)が推進した江戸幕府の政治改革です。田沼意次の時代に起きた腐敗や農村疲弊・天明の大飢饉を受けて、幕府の立て直しを図る目的で断行されました。
改革の主な内容は次の通りです。
- 旧里帰農令:江戸に流入した農村出身者を故郷に帰して農村人口を回復しようとした
- 囲米(かこいまい):飢饉に備えて米を蓄積させる制度の整備
- 棄捐令(きえんれい):旗本・御家人の借金を帳消しにして窮乏を救済した
- 寛政異学の禁:朱子学以外の学問を昌平坂学問所で教えることを禁じた
- 出版・風俗統制:洒落本・黄表紙など娯楽的出版物を規制した
定信の政策は倹約と道徳的引き締めを重視するあまり、庶民や文化人から反発を受けました。「白河の清きに魚もすみかねて もとの濁りの田沼こひしき」という狂歌がその不満を象徴しています。定信は1793年に老中を辞任し、改革は完遂されないまま終わりました。江戸三大改革のひとつに数えられます。
使い方・例文
江戸時代の政治を学ぶ場面で、「享保・寛政・天保の改革をそれぞれ誰が行ったか」という問いに寛政の改革=松平定信という形で登場します。
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