宮戸川とは?
みやとがわ
宮戸川とは、古典落語の演目のひとつで、若い男女の一夜の出来事をきっかけに描かれる人情と笑いが絡み合う噺です。
宮戸川(みやとがわ)は、江戸落語の古典演目のひとつです。隅田川沿いの宮戸川(現在の隅田川下流付近)を舞台に、若い男女の偶然の出来事から生まれる笑いと人情を描いた噺として知られています。
あらすじは、遊び歩いて家を締め出された若者・半七が、同じ境遇の幼なじみのお花と偶然出会い、お花の叔父の家に二人で泊まることになるというものです。この「若い男女がひとつ屋根の下に泊まる」という状況から生まれるおかしみと、翌朝の展開にユーモアが詰まっています。
宮戸川は本来、前半(上)と後半(下)で構成された長い噺ですが、現在の高座では前半部分のみを演じる「半分」で上演されることがほとんどです。後半は怪談噺的な要素を含む展開になるため、興行の流れによって使い分けられてきた経緯があります。
この演目の魅力は次の点にあります。
- 江戸の若者言葉や風俗が生き生きと描かれている
- 笑いの中に若者らしい初々しさや人情が込められている
- 前半だけで完結感があり、高座に乗りやすい演目とされる
多くの落語家が手がける普及演目であり、入門から中堅の噺家が得意とすることも多いです。
使い方・例文
「宮戸川」は若い男女の一夜のドタバタを描く笑い噺で、落語会のプログラムでは前半部(上)だけが演じられることが多く、「宮戸川の上」として紹介されます。
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