孔版印刷とは?
こうはんいんさつ
孔版印刷とは、インクを通す孔(あな)を設けた版を使い、インクを穴から滲み出させて印刷する方式で、謄写版(ガリ版)やシルクスクリーンがその代表例です。
孔版印刷(こうはんいんさつ)は、版に設けた微細な孔(穴)を通してインクを印刷面に転写する印刷方式です。凸版・凹版・平版と並ぶ印刷の四大方式のひとつに数えられ、英語ではStencil Printingとも呼ばれます。
孔版印刷の仕組みは比較的シンプルで、画線部分(印刷したい部分)だけに孔があいた版を用意し、その上からインクをスキージやローラーで押し広げることで、孔を通ったインクだけが紙や布に転写されます。
代表的な孔版印刷の種類を挙げると次のとおりです。
- 謄写版(ガリ版印刷): 鉄筆でロウ紙をこすって孔を開ける。戦後の学校や地域で広く使われた
- シルクスクリーン(スクリーン印刷): 絹やナイロンの網目を版として使い、感光乳剤で非画線部を塞ぐ。Tシャツや看板印刷に現役
- リソグラフ(孔版輪転印刷機): デジタル原稿から製版し、インクを含んだドラムを回転させて印刷。速度が速く大量印刷に適する
孔版印刷は少量印刷でもコストが低く、布・木・金属など平らでない素材にも印刷できる汎用性が特徴です。シルクスクリーンはアート・ファッション分野でも重要な表現技法として定着しており、現代でも幅広い場面で活躍しています。
使い方・例文
文化祭のTシャツに学校名やロゴをプリントするとき、シルクスクリーン印刷が孔版印刷の手法として使われます。かつての学校でのガリ版刷りのプリントも孔版印刷の一例です。
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