妻飾りとは?
つまかざり
妻飾りとは、建物の切妻屋根(三角形の屋根)の妻側(端部の三角形の面)に取り付ける装飾的な部材や意匠の総称です。
妻飾り(つまかざり)とは、切妻屋根や入母屋屋根など、三角形の端面(妻側)に設けられる装飾的な部材や意匠のことです。屋根の妻部分は外部から目立ちやすく、建物の顔となることが多いため、古くから美しく飾る工夫が施されてきました。
妻飾りの形式は伝統的な日本建築から洋風建築まで幅広く存在します。日本の伝統建築では、神社仏閣の破風(はふ)と呼ばれる妻の板に透かし彫りや懸魚(げぎょ)と呼ばれる装飾板を付けるのが代表的です。懸魚には火除けのまじないとして水草や魚を象ったものが多く、蕪懸魚(かぶらげぎょ)・猪目懸魚(いのめげぎょ)などの種類があります。
現代の住宅建築における妻飾りの例としては以下のものが挙げられます。
- 木製の格子状・アーチ状の飾り:洋風住宅の妻部分によく見られる
- アイアン製の装飾:シルエットが美しく南欧風・北欧風住宅に多用
- ルーバー(通気口)と兼用した意匠:換気と装飾を両立
- 伝統的な懸魚・破風板:神社や古民家の復元に用いられる
妻飾りは構造的な機能を持つ場合もあり、妻壁内部への雨水浸入を防いだり、通気口として屋根裏の換気を促したりする役割を担うものもあります。建物のシルエットや外観の個性を際立たせる重要な意匠要素として、新築・リフォームの際に検討されることも多い部材です。
使い方・例文
住宅街を歩いていると、三角形の屋根の先端部分に木製の格子やアイアンの飾りが取り付けられている家を見かけることがあります。これが妻飾りで、外観のアクセントとして機能しています。
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