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付書院とは?

つけしょいん

付書院とは、書院造の座敷において床の間の隣に設けられた出窓状の採光・文机スペースのことです。

付書院(つけしょいん)とは、書院造(しょいんづくり)の和室において床の間の横(多くは右隣)に設置される、室内に向かって張り出した出窓形式の造作を指します。「書院」本来の意味が「書を読む・書を書く部屋」であることからも分かるように、文机を置いて読書や執筆を行うための場所として考案されました。

付書院の構造は、縁側方向に向かって床を一段高く張り出し、そこに「書院障子(らんま付きの格子状障子)」を立てて外光を採り込む形が典型的です。机の役割を果たす板(書院台)が内側に設けられ、その上で書物を広げたり筆を執ったりします。

付書院の構成要素と書院造との関係は以下の通りです。

  • 床の間・付書院・違い棚・帳台構えの四要素が揃うと「本格書院造」とされる
  • 書院障子から採り込む柔らかな光が室内の雰囲気を格調高く演出する
  • 武家屋敷の書院座敷に発達し、江戸時代の武家・公家建築の規範となった
  • 現代の和室では装飾的な意匠として残ることが多い

付書院は実用的な採光・机スペースとして発展しましたが、時代が下るにつれて形式化・装飾化していきました。現在では実際に机として使用されることはほとんどなく、格式を示す意匠要素として和室の座敷飾りの一部を構成しています。日本の書院造建築の洗練された美意識を体現する重要な造作です。

使い方・例文

旅館の床の間のある客間で、障子から柔らかい光が差し込む窓辺の小さな張り出し空間が付書院で、格式のある和室の座敷飾りとして設けられています。

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