太閤記とは?
たいこうき
太閤記とは、豊臣秀吉の生涯や功績を題材にした伝記・物語の総称で、江戸時代から多くの版が書かれた歴史読み物の代表作です。
太閤記(たいこうき)とは、農民の出身から天下人へと登り詰めた豊臣秀吉(1537〜1598年)の生涯を記した歴史的読み物の総称です。「太閤」とは関白職を子に譲った者の呼称で、秀吉が養子・秀次に関白を譲ってのちにこの呼び名で広く知られました。
代表的な作品として、江戸時代初期に成立した「絵本太閤記」(武内確斎・岡田玉山著、1797〜1802年刊)があります。全84冊に及ぶ大作で、秀吉の立身出世から朝鮮出兵までを豊富な挿絵とともに描き、庶民の間で広く読まれました。
太閤記が人々に愛された背景には、「立身出世」という普遍的なテーマがあります。身分制が厳しい時代にあって、一介の足軽が天下統一を果たした秀吉の物語は、庶民にとって夢と希望の象徴でした。
内容はさまざまな脚色や誇張も含まれており、史実と異なる記述も少なくありません。しかし後世の歌舞伎・浄瑠璃・小説・映画・ドラマ・ゲームなどで秀吉を描く際の原型として広く影響を与え続けており、日本の大衆文化における秀吉像の形成に欠かせない作品群となっています。
使い方・例文
時代劇や大河ドラマで描かれる「人たらし」「出世の象徴」としての豊臣秀吉像の多くは、太閤記を通じて広まったイメージを受け継いでいます。
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