天元とは?
てんげん
天元とは、囲碁盤の中央に位置する交点のことで、盤全体の要となる特別な一点です。
天元(てんげん)とは、囲碁の碁盤の正中央にある交点を指す言葉です。19路盤では10の10、すなわち縦横9本目の線が交わる一点がこれにあたります。
囲碁においては、隅(すみ)・辺(へん)・中央という大局観が重要で、天元はその中でも盤の重心に当たります。天元に打つ「天元打ち」と呼ばれる布石は、均衡を重視する打ち方として知られており、中央志向の棋風の棋士が好む場合があります。
また、天元の名は囲碁のタイトル戦にも用いられており、日本の主要な棋戦のひとつ「天元戦」は毎年争われる七大タイトルのひとつです。天元という語は本来、中国の宇宙論や思想に由来し、「天の中心・万物の根源」という意味をもち、それが碁盤の中央点の名称に採用されました。
さらに広義には「天元」は数学・科学的文脈でも用いられることがあり、とくに中国の数学書『天元術』では未知数を表す概念として使われました。しかし現代日本語で「天元」というと、囲碁の文脈か囲碁タイトル戦を指すことが一般的です。
使い方・例文
「天元に打つことで、盤面全体の均衡を意識した布石を組み立てた」というように、囲碁の対局解説や棋譜の説明で登場します。
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