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大足石刻とは?

だいそくせっこく

大足石刻とは、中国・重慶市大足区に点在する唐代から宋代にかけて造営された石窟寺院群で、ユネスコ世界文化遺産に登録されています。

大足石刻(だいそくせっこく)は、中国・重慶市大足区に位置する石窟彫刻の総称です。主に7世紀の唐代から13世紀の南宋代にかけて造営されたとされ、仏教道教儒教の三教を題材にした彫像が75か所以上の地点に合計5万体以上刻まれています。1999年にはユネスコの世界文化遺産に登録されました。

大足石刻の最大の特徴は、主題の多様性と彫刻技術の高さにあります。敦煌や雲岡・龍門などの北方石窟が主として外来の仏教図像を忠実に再現するのに対し、大足石刻は中国化した図像や民間信仰、世俗的な生活場面まで取り込んだ独自の図像世界を発展させています。

代表的な石刻群を紹介します。

  • 宝頂山石刻:大足石刻の中心で、南宋期に趙智鳳が約70年かけて造営した大規模な密教聖地。高さ数メートルにおよぶ臥仏など迫力ある作品が並ぶ
  • 北山石刻:唐代末期から造営が始まった最古の石刻群で、観音・菩薩の精緻な彫像が多い
  • 南山石刻・石篆山石刻:道教・儒教の図像を含む貴重な例

大足石刻は中国の石窟芸術が円熟した宋代の特徴を今に伝えるとともに、仏教彫刻が中国民衆の生活と信仰に深く根ざしていた様子を示す貴重な文化財として、世界中の研究者や観光客を引き寄せています。

使い方・例文

「大足石刻を訪れると、唐・宋時代の人々が岩肌に刻んだ無数の仏像や道教の神像が、今も山の斜面に連なる光景を目の当たりにできる」という文脈で使われます。

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