本文へスキップ

大腿骨顆上骨折とは?

だいたいこつかじょうこっせつ

大腿骨顆上骨折とは、太ももの骨(大腿骨)の膝関節に近い下端部が骨折した状態で、高齢者の転倒や交通外傷で多く生じる重篤な骨折です。

大腿骨顆上骨折(だいたいこつかじょうこっせつ)とは、大腿骨(太ももの骨)の遠位端、すなわち膝関節に近い部分(大腿骨顆上部)が骨折した状態を指します。「顆上(かじょう)」とは関節面の直上にあたる部位を意味し、この部位の骨折は膝関節の機能に大きく影響するため、適切な治療が不可欠です。

発症原因は年齢によって異なります。

  • 高齢者:骨粗鬆症による骨の脆弱化が背景にあり、立ち上がり時の転倒など比較的軽度の外力で生じる
  • 若年者・中年者:交通事故やスポーツによる高エネルギー外傷で生じることが多い

症状は骨折部位の激しい痛み・腫脹(腫れ)・変形・体重負荷の不能などです。また、大腿骨遠位部には膝窩動脈(しっかどうみゃく)が近接しているため、血管損傷を伴うことがあり、場合によっては循環障害が生じる危険性もあります。

診断にはX線撮影が用いられ、骨折の形態・転位(ずれ)の程度・関節内への波及の有無を確認します。治療は骨折型と患者の状態によって選択されますが、骨折のずれが大きい場合は手術療法(髄内釘・プレート固定など)が標準的です。術後は早期リハビリテーションによって膝関節の可動域を回復させることが予後を左右します。

使い方・例文

交通事故後や高齢者の転倒受傷後に診断名として登場します。「交通事故で大腿骨顆上骨折を受傷し、プレート固定術を受けてリハビリを行った」のように使います。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語