本文へスキップ

大島弓子とは?

おおしまゆみこ

大島弓子は日本の少女漫画家で、繊細な詩的世界観と独創的な心理描写により1970〜80年代の少女漫画に革命をもたらした「24年組」の中心的存在です。

大島弓子(1947〜)は栃木県出身の漫画家です。1964年に『週刊マーガレット』でデビューし、1970年代から80年代にかけて少女漫画の表現を根本から変えた先駆的作家として高く評価されています。

大島弓子の作風の核にあるのは、少女の内面に宿る繊細な感情・孤独・自由への渇望を、詩のような言語と独特のコマ割りで表現する手法です。現実とファンタジーが溶け合う幻想的な世界、性別・年齢・種の境界を軽やかに越えた登場人物、そして読者の感情を揺さぶる余白の多いページ構成が特徴です。

代表作には次のような作品があります。

  • 『綿の国星』— 猫が少女の姿で描かれるファンタジー漫画で、猫と人間の関係を通じて愛と孤独を詩的に描いた
  • 『バナナブレッドのプディング』— 思春期の少女の心理を繊細に描いた中編
  • 『グーグーだって猫である』— 実際に飼っていた猫との日常を描いたエッセイ漫画

大島は昭和24年(1949年)前後生まれの少女漫画家グループ「24年組」の一人として括られることがありますが、その作風は萩尾望都・竹宮惠子・岸本裕子らと並んで独自性が高く、少女漫画を芸術表現として認知させるうえで重要な役割を果たしました。

後に猫の飼い主としての日常を描いた『グーグーだって猫である』が映画化されるなど、世代を超えて愛読者を持ち続けています。

使い方・例文

少女漫画の歴史や「24年組」について語られる場面、あるいは「詩的な漫画表現の先駆者」として紹介される際に大島弓子の名が登場します。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語