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増強型地熱システムとは?

ぞうきょうがたちねつしすてむ

高温の地下岩盤に人工的に亀裂を作り、水を注入して熱を回収する次世代地熱発電技術で「EGS」とも呼ばれます。

増強型地熱システム(EGS:Enhanced Geothermal System)とは、天然の熱水や蒸気が乏しい地域でも地熱エネルギーを利用できるようにするための技術です。地下深部の高温岩盤に人工的な亀裂を形成し、そこに水を注入して熱交換させ、高温の熱水や蒸気として地上に取り出して発電や熱利用に活用します。

従来の地熱発電は、天然の熱水・蒸気が豊富な火山地帯に限定されていました。EGSはこの制約を打ち破り、地球上のより広い地域で地熱エネルギーを活用できる可能性を持ちます。一般的には深さ3〜10km程度まで掘削し、水圧破砕などの技術を用いて岩盤に亀裂ネットワークを作ります。注入した水が岩盤の熱を吸収して地上に戻り、その熱で発電するサイクルを繰り返します。

EGSは天候に左右されず安定した発電が可能で、CO2排出量が極めて低いという利点があります。一方で、掘削コストの高さや、水圧破砕が微小地震を誘発するリスク、適切な地質条件の選定など技術的・社会的課題も抱えています。

日本でも研究開発が進められており、将来の再生可能エネルギー普及において重要な役割を果たすことが期待されています。

使い方・例文

火山帯から離れた地域でも、EGSを使って地下の高温岩盤から熱を取り出し、地熱発電所を建設するプロジェクトの文脈で使われます。

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