埋け炭とは?
うずめずみ
埋け炭とは、茶道の炭手前において灰の中に埋め込んで熱を長持ちさせるために用いる炭のことです。
埋け炭(うずけずみ)とは、茶道における炭手前(すみてまえ)の作法で使われる炭の一種で、炉や風炉の灰の中に深く埋め込み、長時間にわたって安定した熱を保つために用いられます。「埋炭」とも表記されます。
茶道では湯を適切な温度に保つことが極めて重要であり、そのために炭の組み方・配置に厳密な作法があります。埋け炭はその中でも特に保温を目的としたもので、表面に露出している炭とは異なり、灰の中に隠れた状態で燃え続けることで、炉の温度が急激に上下するのを防ぎます。
炭の種類や形状、埋め方の深さは流派や季節・炉の種類(炉・風炉)によって異なります。一般的に胴炭や割毬打などが用いられ、灰の押さえ方とあわせて炭手前全体のバランスが問われます。
埋け炭の技法は単なる実用的な手段にとどまらず、茶の湯の「一期一会」の精神とも結びついています。適切に埋けられた炭は、点前の間中、茶席の静かな熱を支え続ける縁の下の存在です。
使い方・例文
炭手前の稽古で師匠から「埋け炭の位置と深さで、お湯の沸き具合が決まる」と教わる場面で登場する用語です。
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