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圧縮比とは?

あっしゅくひ

圧縮比とは、エンジンのシリンダー内で混合気や空気がピストンによってどれだけ圧縮されるかを示す比率です。

圧縮比(Compression Ratio)は、4ストロークエンジンにおいてピストンが下死点(最下点)にある時のシリンダー容積と、上死点(最上点)にある時の燃焼室容積の比を指します。式で表すと「圧縮比 =(行程容積 + 燃焼室容積)÷ 燃焼室容積」となります。

圧縮比が高いほど混合気がより強く圧縮され、爆発時のエネルギー効率(熱効率)が上がります。そのため高圧縮比はエンジン出力向上と燃費改善の両方に寄与します。

エンジン種別による圧縮比の目安は以下の通りです。

  • 一般的なガソリンエンジン:9〜12程度
  • 高性能・ハイオク仕様エンジン:12〜14程度
  • アトキンソンサイクルエンジン(ハイブリッド車用):14以上になることもある
  • ディーゼルエンジン:14〜22程度(圧縮着火のため特に高い)

ガソリンエンジンで圧縮比を高くしすぎると、圧縮された混合気が点火前に自然発火してしまう「ノッキング(異常燃焼)」が発生します。これを防ぐためにハイオクタン価のプレミアムガソリンを使用したり、可変圧縮比技術(VCR)を導入したりする工夫がなされています。ターボエンジンでは過給により実質的な充填効率が上がるため、ノッキング防止の観点から圧縮比を低めに設定するのが一般的です。

使い方・例文

同じ排気量でも圧縮比が高く設計されたエンジンは熱効率に優れ、ハイブリッド車のエンジンが高圧縮比・アトキンソンサイクルを採用して燃費性能を追求しているのはその代表例です。

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