圧着ペンチとは?
あっちゃくぺんち
圧着ペンチとは、電線の端末に端子や接続スリーブを機械的に押しつぶして固定する専用工具で、確実な電気的接続を作るために使います。
圧着ペンチ(圧着工具)は、クリンピングツール(Crimping Tool)とも呼ばれ、電線の導体や被覆の端部に金属端子・スリーブ・コネクタを嵌め込み、強い力で変形させて機械的かつ電気的に接合する専用工具です。はんだ付けが不要で、熟練が少なくても短時間で安定した接続が得られることが特徴です。
圧着の仕組みは、ダイス(型)と呼ばれる成形穴に端子と電線をセットし、グリップを握ることでダイスが閉じて端子を変形・圧縮させます。圧着後は端子が電線の芯線にかみこんで機械的な固着が生まれ、同時に電気的な接触面積も確保されます。
圧着ペンチは用途・端子の種類によって多くの種類があります。
- 裸圧着端子用:丸型・棒型・Y型など端子サイズに合わせたダイス付き
- 絶縁付き圧着端子用(リングスリーブ含む):色分けされた絶縁スリーブ付き端子に対応
- フェルール圧着用:棒端子(フェルール)専用の四角ダイス
- コネクタ圧着用:コンピュータ配線のRJ45・RJ11などのモジュラーコネクタ向け
適切な圧着を行うには、電線径と端子の適合サイズを守ることと、ダイスを正しく選択することが重要です。不完全な圧着は接触抵抗の増大・発熱・断線の原因になります。電気工事士の試験でも頻出する基本工具の一つです。
使い方・例文
自動車の電装品を後付けする際、電源線に合ったサイズの圧着端子を選んで圧着ペンチで固定すれば、はんだ付けなしでも振動に強く信頼性の高い接続が実現します。
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