固体ロケットブースターとは?
こたいろけっとぶーすたー
固体ロケットブースターとは、固体燃料を使用するロケットエンジンで、打ち上げ時の推力を補うために主エンジンに補助的に装着される推進装置です。
固体ロケットブースター(Solid Rocket Booster、略称:SRB)は、固体の推進薬(酸化剤と燃料を混合して固めたもの)を使用するロケットエンジンを搭載した補助推進装置です。主に打ち上げ直後の大気圏内での強力な推力が必要な段階で使用され、液体燃料エンジンを主体とするロケットシステムに補助的に取り付けられます。
固体ロケットブースターの主な特徴は以下のとおりです。
- 構造がシンプルで信頼性が高い
- 液体燃料と比べて取り扱いが容易で保管性に優れる
- 点火後は燃焼を止めることができない
- 液体燃料エンジンより比推力(燃費)は低いが、瞬発的な大推力を発揮できる
代表的な使用例としては、アメリカのスペースシャトルが挙げられます。スペースシャトルは2本のSRBを両脇に装備し、打ち上げ後約2分間燃焼したのち分離・落下し、海上で回収・再利用されました。また、日本のH-IIAロケットやH3ロケットにも固体ロケットブースターが用いられており、打ち上げ能力の増強に貢献しています。
固体ロケットブースターは宇宙開発における重要な技術であり、その信頼性は打ち上げ成功率に直結します。1986年のスペースシャトル・チャレンジャー号の事故はOリングの破損が原因でSRBが分解したことで起きており、この設計・品質管理の重要性を世界に知らしめた出来事でもあります。
使い方・例文
「H-IIAロケットは固体ロケットブースターを装備することで静止軌道への投入能力を高めている」のように、ロケット・宇宙開発の文脈で使われます。
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