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回収可能価額とは?

かいしゅうかのうかがく

回収可能価額とは、資産や事業から将来回収できる金額の最大値で、減損会計において資産の帳簿価額と比較するために用いられます。

回収可能価額(かいしゅうかのうかがく)は、会計における減損処理の中核概念で、ある資産または資産グループから企業が将来にわたって実際に回収できる経済的価値の上限額を指します。日本の減損会計基準(企業会計基準第6号)で定義されており、IFRSのIAS36号にも対応する概念があります。

回収可能価額は以下の2つの金額のうち、いずれか高い方として算定します。

  • 正味売却価額:資産を外部に売却した場合に得られる対価から、売却費用を差し引いた金額
  • 使用価値:資産を継続的に使用・処分することによって生じると見込まれる将来キャッシュ・フローの現在価値

減損テストでは、資産の帳簿価額(取得原価から減価償却累計額を差し引いた残高)が回収可能価額を上回る場合に「減損の兆候あり」と判断します。減損損失は「帳簿価額-回収可能価額」として計算され、損益計算書に特別損失として計上されます。

回収可能価額の見積もりには将来キャッシュ・フローの予測や割引率の設定が必要で、専門的な判断を要します。景気悪化・事業環境の変化・市場価値の下落などが回収可能価額の低下要因となり、企業決算において重要な会計処理の一つです。

使い方・例文

不動産の帳簿価額が5億円に対し回収可能価額が3億円と算定された場合、差額の2億円を減損損失として計上します。

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