帳簿価額とは?
ちょうぼかがく
帳簿価額とは、資産や負債が会計帳簿に記録されている金額のことで、取得原価から減価償却累計額や評価減などを差し引いた残高を指します。
帳簿価額(book value)は、企業の会計帳簿(総勘定元帳など)に記録されている資産・負債の金額です。取得した時点の取得原価を基礎とし、その後の減価償却・減損・評価替えなどを反映した残高が帳簿価額となります。
固定資産を例にとると、建物を1億円で取得し、5000万円の減価償却を累積している場合の帳簿価額は5000万円です。この金額は市場での実際の売却価額(時価)とは異なる場合があります。
帳簿価額が重要となる主な場面は以下のとおりです。
- 資産の売却時に売却価額と帳簿価額の差額が売却損益として計上される
- 減損テストにおいて回収可能価額と比較される基準値として用いられる
- M&Aにおいて簿価ベースでの純資産評価(純資産法)の基礎となる
- 税務上の「取得価額」「未償却残高」とも密接に関連する
国際財務報告基準(IFRS)では一部資産の公正価値測定が認められるため帳簿価額が時価に近づくケースもありますが、日本基準では原則として取得原価主義が維持されており、帳簿価額は歴史的原価に基づく金額となります。
使い方・例文
会社が取得から数年経過した機械設備を売却する際、「売却価額が帳簿価額を上回った」として売却益が計上される、といった文脈で帳簿価額という語が登場します。
この用語をシェア
最終更新: