収穫ロスとは?
しゅうかくろす
収穫ロスとは、農作物が収穫の段階で失われる損失のことで、フードロス問題の中でも生産現場特有の課題を指します。
収穫ロスとは、農産物が畑や農場で収穫される際に生じる損失のことです。食品ロス全体を指す「フードロス」の一形態であり、特に生産・収穫の段階に焦点を当てた概念です。食品が消費者の手に渡る前に廃棄・損失されることを広く指し、農業分野の持続可能性を考える上で重要な課題となっています。
収穫ロスが発生する主な原因には以下のものがあります。
- 収穫タイミングのずれによる過熟や腐敗
- 収穫機械や手作業の不備による物理的損傷
- 形や大きさが規格外となり市場に出せない廃棄(規格外ロス)
- 収穫後の保管・輸送環境の不備による劣化
- 労働力不足による収穫未実施(放棄)
国連食糧農業機関(FAO)の試算によれば、世界で生産される食料の約3分の1がフードロスとして失われており、そのうち収穫段階での損失が占める割合は発展途上国で特に大きいとされています。一方、先進国では規格外品の廃棄や消費段階のロスが問題の中心となる傾向があります。
収穫ロスを削減するために、収穫後の適切な保冷チェーンの整備、規格外品の加工品への転用、フードバンクや二次流通の活用などの取り組みが進んでいます。食料安全保障や環境負荷低減の観点からも、収穫ロス削減は喫緊の課題です。
使い方・例文
「今年は大雨で収穫ロスが例年の2倍に達し、農家の収入に深刻な影響が出た」のように、農業ニュースや食料政策の文脈で使われます。
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