原子力発電とは?
げんしりょくはつでん
原子力発電とは、ウランなどの核燃料が核分裂する際に生じる熱エネルギーを利用して電気を起こす発電方式のことです。
原子力発電とは、ウランやプルトニウムなどの重い原子核が中性子を吸収して分裂(核分裂)するときに生じる大量の熱エネルギーを利用し、タービンを回して電気を生産する発電方式です。
発電の仕組みは以下の流れで進みます。
- 核燃料(主にウラン235)が連鎖的に核分裂し、莫大な熱を発生させる
- その熱で水を加熱して高圧蒸気をつくる
- 蒸気でタービンを回し、発電機を動かして電気を生み出す
- 蒸気を冷却して水に戻し(復水)、再び冷却水として循環させる
原子力発電の大きな特徴は、燃料の燃焼によるCO2を発電過程では排出しないことです。このため気候変動対策の文脈では「低炭素電源」として位置づけられることがあります。一方で、使用済み核燃料(放射性廃棄物)の最終処分問題や、炉心溶融(メルトダウン)が起きた場合の放射性物質の拡散リスクが深刻な課題として議論されています。
日本では2011年の東京電力福島第一原子力発電所事故を機に、安全規制が抜本的に見直されました。その後の各原発の再稼働は原子力規制委員会の審査を経る必要があり、電力供給・脱炭素・廃炉コストを含めたエネルギー政策の中で、今も社会的な議論が続いています。
使い方・例文
日本国内の原子力発電所では、定期検査や安全審査を経て再稼働が進められており、電力需要の一部を担っています。また、原子炉で生じた熱で海水を淡水化する研究も行われています。
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