半固形栄養剤とは?
はんこけいえいようざい
半固形栄養剤とは、胃ろうや経管栄養が必要な患者に対して、ゲル状・ペースト状にした栄養剤を短時間で投与するための医療用食品です。
半固形栄養剤(はんこけいえいようざい)とは、経口摂取が困難な患者に対して胃ろう(PEG)や経鼻胃管などの経管栄養ルートを通じて投与する栄養剤のうち、液体状ではなくゲル状・ペースト状に調製されたものを指します。通常の液体栄養剤と比較して粘度が高く、流動性が低い点が特徴です。
液体栄養剤を長時間かけて滴下投与する従来の方法では、胃食道逆流(逆流性食道炎)や誤嚥性肺炎のリスク、拘束時間の長さ、下痢・腹部膨満感などが課題となっていました。半固形栄養剤を用いることで以下のメリットが得られます。
- 投与時間の大幅短縮(15〜30分程度で完了できる場合が多い)
- 胃食道逆流の抑制による誤嚥リスクの低減
- 胃排出ペースが生理的に近くなり、血糖値の急上昇を抑えやすい
- 介護者・医療スタッフの負担軽減
市販の半固形栄養剤には、寒天・ペクチン・カラギーナンなどの増粘多糖類を用いてゲル化させたものや、液体栄養剤を投与直前に増粘剤と混合してゲル化させるキット製品など様々な形態があります。医師・管理栄養士の指示のもと、患者の状態や消化能力に合わせて選択・使用されます。
使い方・例文
在宅療養で胃ろうを利用しているご家族の朝の栄養補給に半固形栄養剤を用いると、従来の液体滴下に比べて30分以内に投与を終えられ、起き上がりやすい時間帯に組み込みやすくなるといった場面で活用されます。
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