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経鼻胃管とは?

けいびいかん

鼻から食道を通じて胃までチューブを挿入し、栄養補給・薬剤投与・胃内容物の排出などを行う医療処置です。

経鼻胃管(Nasogastric Tube:NGチューブ)とは、鼻腔から食道を経由して先端を胃内に留置する細い管(チューブ)、またはその挿入処置を指します。

使用目的は大きく3つあります。第一に経管栄養で、嚥下障害や意識障害により口から食事できない患者に、流動食や栄養剤を直接胃に注入します。第二に薬剤投与で、内服が困難な患者に薬剤を胃内へ直接届けます。第三胃内容物の排出で、腸閉塞や消化管手術後の減圧として胃液・ガスを吸引します。

挿入時はチューブの先端位置を必ず確認することが重要です。誤って気管支に入ると誤嚥性肺炎などの重大な合併症を引き起こします。確認方法には胸部X線による先端位置確認(最も確実)、pH試験紙による胃液の酸性確認、二酸化炭素センサーの利用などがあります。

長期使用では鼻腔・咽頭の刺激・潰瘍形成、誤嚥性肺炎、チューブの自己抜去などが問題となります。長期的な経管栄養が必要な場合は、腹壁から直接胃へアクセスする胃瘻(PEG)への移行が検討されます。

使い方・例文

脳卒中の後遺症で嚥下が困難になった患者に、回復期のリハビリ中の栄養補給手段として経鼻胃管が使用されます。

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