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割り稽古とは?

わりけいこ

割り稽古とは、能楽・歌舞伎茶道などの伝統芸能において、一連の所作や演目を要素ごとに分解して繰り返し練習する稽古法です。

割り稽古(わりげいこ)とは、伝統芸能や武道において、全体の動きや演目を個々の動作・要素に「割って(分解して)」、それぞれを集中的に繰り返し練習する稽古方法のことです。能楽・歌舞伎茶道・長唄・日本舞踊・武術などの分野で広く行われています。

割り稽古の目的は、全体の流れの中では見落としがちな細部の動作を精密に習得することにあります。例えば茶道では、袱紗のさばき方・茶杓の持ち方・お辞儀の角度など、個々の所作を繰り返し体に覚え込ませます。能楽では、歩き方(すり足)・構え・特定のシテの手順を別々に稽古します。

割り稽古の対義語として「通し稽古(とおしげいこ)」があります。通し稽古は演目や点前を最初から最後まで通して行うものです。初心者のうちは割り稽古で基礎を固め、上達するにつれて通し稽古へ移行するのが一般的な習得の流れとなっています。

この稽古法は、複雑な所作を系統立てて学ぶための合理的な方法であり、師匠から弟子へと口伝で伝えられてきた伝統的な教育体系の根幹をなしています。

使い方・例文

「茶道の稽古では最初に割り稽古でお辞儀や帛紗さばきを徹底的に練習してから、点前全体の通し稽古に進む」というように、伝統芸能の習得過程で使われます。

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