共進化とは?
きょうしんか
共進化とは、異なる種の生物が互いの進化に影響を与え合いながら、長い時間をかけて同時に変化していく進化の現象です。
共進化(きょうしんか、Coevolution)とは、異なる種の生物が相互に選択圧をかけ合い、一方の進化が他方の進化を促すという形で、互いに影響を与えながら同時に進化していく現象です。生物間の相互作用が進化の原動力となる点が特徴です。
共進化が起こる生物間の関係には様々なタイプがあります。
- 捕食者と被食者: チーターが速く走るよう進化すれば、ガゼルもそれに対抗してより速く走るよう進化する(「進化的軍拡競争」)
- 花と送粉者: 特定の花の形に合った嘴を持つハチドリと、そのハチドリに最適化した花の形を持つ植物の関係
- 寄生者と宿主: ウイルスが宿主の免疫に対して耐性を獲得すると、宿主も新たな防衛機構を進化させる
- 相利共生: アリとアカシアのように、互いが相手の存在を前提として互恵的に進化する
共進化の概念は、生態系内の種が決して孤立して存在するわけではなく、相互依存関係の中で形作られることを示します。農業・医療の文脈でも重要であり、農薬に耐性を持つ害虫の出現(農薬と害虫の共進化)や、抗生物質に対する細菌の薬剤耐性獲得も共進化の枠組みで理解されます。
生物多様性の成立や生態系の複雑な構造を理解する上で、共進化は不可欠な概念です。
使い方・例文
花の蜜を吸う特定のガが、細長い花筒の奥の蜜に届くほど長い口吻を進化させ、その花もそのガだけが受粉できるよう花筒をさらに長く進化させた関係は、共進化の古典的な例です。
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