免疫学とは?
めんえきがく
免疫学は生体が病原体や異物から身を守るしくみ(免疫系)を研究する学問で、ワクチン・アレルギー・がん治療など医療の根幹を支えます。
免疫学(めんえきがく)は、生物が外来の病原体(細菌・ウイルスなど)や異物に対して示す防御反応、すなわち「免疫」のしくみを科学的に解明する学問です。英語では「Immunology」と呼ばれ、医学・生物学・薬学の中核をなす重要分野のひとつです。
免疫系は大きく「自然免疫」と「獲得免疫」に分類されます。自然免疫は病原体に対して即座に働く非特異的な防御機構で、マクロファージや好中球などが関わります。獲得免疫はT細胞・B細胞などのリンパ球が特定の抗原を記憶し、再感染時により強力に反応する特異的な防御機構です。この記憶機能がワクチンの原理にもなっています。
免疫学の研究成果は現代医療のさまざまな領域に応用されています。
- ワクチン開発(インフルエンザ・新型コロナなど)
- アレルギー疾患・自己免疫疾患の治療
- 臓器移植における拒絶反応の制御
- 免疫チェックポイント阻害薬によるがん治療
20世紀後半以降、免疫学の発展は目覚ましく、利根川進が1987年にノーベル生理学・医学賞を受賞したほか、本庶佑が2018年に免疫チェックポイント阻害の研究で同賞を受賞しています。現在も感染症・アレルギー・がん・老化との関係解明に向けた研究が進んでいます。
使い方・例文
「ワクチンを接種すると体が抗体を産生し、次に同じ病原体が侵入したときに素早く撃退できるようになるのは、免疫学のしくみを応用したものです。」
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