光の教会とは?
ひかりのきょうかい
光の教会は、建築家安藤忠雄が設計した大阪府茨木市の礼拝堂で、コンクリートの壁に刻まれた十字形の開口部から差し込む光が象徴的です。
光の教会(Church of the Light)は、建築家安藤忠雄が設計し、1989年に大阪府茨木市に完成した日本基督教団茨木春日丘教会の礼拝堂です。安藤建築の代表作であると同時に、20世紀後半の宗教建築における傑作として国際的に高く評価されています。
建物の最大の特徴は、礼拝堂正面のコンクリートの壁に切り込まれた十字形のスリットです。この十字の隙間から差し込む自然光が、内部の暗いコンクリート空間に神聖な光の十字架を浮かび上がらせます。ガラスも照明装飾もなく、光そのものが聖なるシンボルとして機能する、極めてミニマルな宗教空間です。
建物は打ち放しコンクリートによる直方体の礼拝堂に、斜めに貫入する壁が組み合わさった構成です。延床面積は約113平方メートルと小規模で、木製の床はもともと板材を粗く並べた簡素なものでした(後に改修)。限られた予算の中で精神性の高い空間を実現した点も評価されています。
安藤忠雄は光の教会と同様の「光のシリーズ」として、風の教会(1986年)、水の教会(1988年)も手がけており、自然の要素を建築に引き込む独自の方法論を確立しました。現在も現役の礼拝堂として使用されながら、見学者を受け入れています。
使い方・例文
建築学や宗教建築を語る文脈で、「光の教会は装飾をいっさい使わず、壁の十字の切れ目から差し込む光だけで神聖さを表現した」のように紹介されます。
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