代表性ヒューリスティックとは?
だいひょうせいひゅーりすてぃっく
代表性ヒューリスティックとは、ある対象が「典型的なイメージ」にどれほど似ているかで確率や判断を行ってしまう思考の近道のことです。
代表性ヒューリスティックとは、何かを判断・分類するとき、統計的な確率や実際のデータよりも「典型的なイメージにどれだけ当てはまるか」を基準にしてしまう思考のくせ(ヒューリスティック)です。心理学者ダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーが研究により明らかにしました。
ヒューリスティックとは、複雑な問題を素早く解くための「直感的な近道」を指します。代表性ヒューリスティックは日常の判断を速くする反面、論理的には誤った結論を生み出すことがあります。
典型的な誤りのパターンとしては、以下があります。
- 連言の誤謬:「銀行員のリンダは女性活動家でもある」という条件が、「単なる銀行員のリンダ」より確率が高いと感じてしまう
- ステレオタイプによる誤判断:「物静かで本好き」という人物描写から「司書」を「営業職」より確率が高いと判断する
- 少数の法則:少ないサンプルの結果を、大きな集団に当てはめてしまう
代表性ヒューリスティックは、採用面接での印象評価や医療診断、犯罪捜査など、重大な判断が求められる場面でも影響を及ぼすことがあります。意識的に「実際の統計データはどうか」と確認する習慣が、このバイアスを補う助けになります。
使い方・例文
「メガネをかけていて本をよく読む人」を見て「きっと理系のエンジニア」と直感的に判断するのは、代表性ヒューリスティックが働いている典型的な例です。
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