本文へスキップ

人工授精とは?

じんこうじゅせい

人工授精とは、精子を人工的に子宮内などに注入することで妊娠を促す生殖補助医療の基本的な技術です。

人工授精(じんこうじゅせい、Artificial Insemination / AI)は、性交渉によらずに精子を医療器具を用いて女性の生殖器内(子宮頸管・子宮腔など)に直接注入し、妊娠を目指す生殖補助技術です。

主な種類として、夫(パートナー)の精子を用いる「配偶者間人工授精(AIH)」と、第三ドナーの精子を用いる「非配偶者間人工授精(AID)」があります。日本では倫理的・法律的な整備の観点からAIDは限られた施設でのみ実施されています。

人工授精が選択される主な背景や状況には以下のものがあります。

  • 男性側の精子量・運動率の問題
  • 性交障害(勃起不全など)
  • 子宮頸管粘液の問題
  • 不明原因の不妊
  • 畜産業における家畜の繁殖管理

体外受精(IVF)などより侵襲性が低く、比較的安価な不妊治療の初期ステップとして位置づけられています。排卵誘発剤との併用で成功率を高めることもあります。

人工授精は医療分野のみならず、畜産・農業の分野でも牛・豚・馬などの家畜繁殖に広く利用されており、優良な遺伝形質を持つ個体を効率的に増やす手段としても重要な役割を果たしています。

使い方・例文

不妊治療のクリニックで体外受精の前段階として実施されるほか、酪農の現場で乳牛の繁殖管理にも人工授精が用いられています。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語