京劇立廻りとは?
きょうげきたちまわり
京劇立廻りとは、中国の伝統芸能「京劇」における武術的な所作・アクロバットを取り入れた戦闘場面の演技技法のことです。
京劇立廻り(けいげきたちまわり)は、中国の国民的演劇「京劇(ペキン・オペラ)」における武闘場面の演技スタイルで、武術・アクロバット・舞踊が一体となった高度な身体技術を指します。中国語では「武打(ウーダー)」と呼ばれ、役者が長年の訓練によって習得する重要な演技領域です。
京劇の役柄は「生・旦・浄・丑」の四大区分に分かれ、立廻りを得意とするのは主に武生(ウーション:男性の武将役)や武旦(ウータン:女性の武術役)などです。使用する小道具は槍・剣・刀・棍棒など多様で、実際の演技では以下のような要素が組み合わさります。
- 高速で規則的な型の連続(套路)による戦闘表現
- 前転・宙返り・高跳びなどのアクロバット
- 衣装の袖や帽子の羽(キジの羽根)を使った視覚的演出
- 打楽器(鑼・鼓)のリズムと完全に同期した動作
これらの技術は幼少期から京劇学校で厳しく叩き込まれるもので、かつて俳優ジャッキー・チェンも京劇学校でこの訓練を受けたことで知られています。立廻りは中国武術の実用性よりも視覚的な美しさと表現力を重視しており、舞台芸術としての洗練が特徴です。
使い方・例文
京劇の公演で将軍と敵役が舞台上で激しい立廻りを繰り広げると、打楽器の音と連動した跳躍や刀さばきが観客を圧倒します。
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