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立廻りとは?

たちまわり

立廻りとは、歌舞伎や時代劇における殺陣(たて)の場面で、複数の敵役と主人公が演じる様式化された集団立ち回りのことです。

立廻り(たちまわり)とは、歌舞伎・新劇・映画・テレビドラマなどにおける殺陣(たて)の演技形式の一つで、特に主人公立役)が複数の敵(雑兵や悪役)と格闘する場面を、様式美を重視した振り付けで演じる集団演技のことです。

歌舞伎における立廻りは単なる戦闘シーンではなく、舞踊的・音楽的な要素を強く持つ「見せ場」として機能しています。歌舞伎特有の立廻りには以下のような特徴があります。

  • 型(かた)の美しさ:切られた敵が美しく倒れる「見得」など、様式化された動きが重視される
  • 音楽との連動:三味線・太鼓・笛などの下座音楽に合わせてテンポよく動く
  • 役割の分担:大勢の「立廻りの衆」が主役を引き立てるために整然と動く
  • 超人的な強さの表現:主人公が多勢の敵を次々に倒す「様式的な強さ」の演出

時代劇映画やテレビドラマでも立廻りは重要な見せ場であり、「殺陣師」と呼ばれる専門の指導者が振り付けを担当します。現代のアクション映画やアニメの戦闘シーンにも歌舞伎的な立廻りの様式美が影響を与えているとも言われています。

歌舞伎を観る際には、どの役者がどのような型の立廻りを演じるかを楽しむことも鑑賞の醍醐味の一つとなっています。

使い方・例文

歌舞伎の演目「白浪五人男」や時代劇映画で、主人公が大勢の敵を相手に刀を振るうダイナミックな見せ場が立廻りの典型例です。

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