享保の改革とは?
きょうほうのかいかく
享保の改革とは、江戸幕府8代将軍・徳川吉宗が享保年間(1716〜1745年頃)に行った財政再建と政治刷新を目的とした幕政改革です。
享保の改革(きょうほうのかいかく)は、江戸幕府第8代将軍徳川吉宗が主導した一連の改革政策です。享保元年(1716年)に吉宗が将軍に就任してから、およそ20年以上にわたって実施されました。江戸時代の三大改革(享保・寛政・天保)のひとつに数えられます。
改革の背景には、元禄時代の贅沢な文化政策による幕府財政の悪化がありました。吉宗は「質素倹約」を基本方針に掲げ、幕府の支出削減と収入増加を両輪として改革を進めました。
主な政策は以下のとおりです。
- 足高の制:役職在任中のみ不足分の禄高を補う制度で、人材登用を容易にした
- 上米の制:大名に1万石につき100石を幕府に上納させる代わりに参勤交代を緩和した(後に廃止)
- 新田開発の奨励:農地を拡大して年貢収入の増加を図った
- 定免法の採用:年貢率を固定して安定した税収を確保した
- 目安箱の設置:庶民が直接将軍に意見を届けられる投書制度を設けた
- 公事方御定書の制定:裁判・刑罰の基準を成文化した法典
享保の改革は一定の財政再建効果をあげたものの、年貢増徴による農民の負担増加から各地で百姓一揆が多発するなどの弊害も生じました。それでも吉宗は「米将軍」とも呼ばれ、実力ある改革者として後世に評価されています。
使い方・例文
中学の歴史の授業で江戸時代の政治改革を学ぶとき、享保・寛政・天保の三大改革はほぼ必ず試験に出る重要テーマとして扱われる。
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