二胡とは?
にこ
二胡とは、中国の伝統的な弦楽器で、弓で二本の弦をこすって演奏する擦弦楽器です。
二胡(にこ、中国語:二胡 Èrhú)は、中国を代表する擦弦楽器(弓で弦をこすって音を出す楽器)です。2本の弦を蛇皮や合成皮革を張った共鳴胴(ドウ)に張り、細長い竿(棹)を持つ構造で、弓の毛が2本の弦の間に挟まれた状態でこすります。この「弦の間に弓が通る」構造がほかの弦楽器との大きな違いです。
音域は約3オクターブと広く、高音から低音まで表現でき、その音色は人の声に近いとも言われるほど豊かな表情を持ちます。ビブラートや滑奏(グリッサンド)、装飾音などの奏法を組み合わせることで、喜怒哀楽を直接的に表現できる楽器として知られています。
二胡の歴史は唐代(7〜10世紀)頃に遡るとされ、もとは北方の遊牧民族が使っていた楽器が中国に広まったと考えられています。20世紀に入り、演奏技術の体系化・教育の普及が進み、中国を代表するソロ楽器として広く知られるようになりました。
現在の主な用途は以下の通りです。
- 中国民族音楽・民謡の独奏・合奏
- 中国の伝統劇(京劇・越劇など)の伴奏
- 現代の中国オーケストラ(民族楽器オーケストラ)での使用
- ポップスや映画音楽への参加
日本でも愛好者が多く、各地に教室があります。
使い方・例文
中国の民族音楽コンサートや映画音楽で、哀愁を帯びた独特の音色として耳にすることが多く、中国伝統文化の象徴的な楽器として紹介されます。
この用語をシェア
最終更新: