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与太郎とは?

よたろう

与太郎とは、江戸落語に登場する定番のキャラクターで、おっちょこちょいで間が抜けているが憎めない若者像を指します。

与太郎は、落語における代表的なキャラクター類型のひとつで、特定の演目の登場人物というよりも、多くの噺に繰り返し登場する「おっちょこちょいで間抜けだが憎めない若者」の総称として使われます。「与太郎」という名前自体が、そうした人物像を指す固有名詞として定着しています。

与太郎が登場する代表的な演目には以下のようなものがあります。

  • 道具屋」(骨董市で見当外れな商いをする)
  • 「牛ほめ」(褒め言葉を丸暗記して失敗する)
  • 「長屋の花見」(言われた通りに行動して騒動を起こす)
  • 猫の皿」(猫と皿の価値を混同する場面に絡む)

与太郎の特徴は、悪意がなく素直であるがゆえに周囲の期待とは正反対の行動をとってしまうところにあります。その無邪気さが笑いを生むとともに、時として純粋な正直さが大人の矛盾を突く役割を果たすこともあります。前座噺に多く登場し、若手噺家が最初に演じる演目にも与太郎ものが多い傾向があります。

使い方・例文

「あの人はまるで与太郎みたいだ」と言えば、悪気はないが要領が悪くドジを踏みやすい人物を指す表現として日常会話でも使われます。落語では演目紹介時に「与太郎もの」という分類でまとめられることもあります。

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