矛盾とは?
むじゅん
「矛盾」とは、二つの事柄が互いに食い違い、両方が同時に成り立たないことを表す言葉です。
矛盾(むじゅん)とは、二つ以上の事柄・主張・状況が互いに相容れず、どちらかが正しければもう一方が成り立たない関係にある状態を指します。日常会話から論理学・法学・哲学まで幅広く使われる語です。
この言葉の由来は中国の古典『韓非子(かんぴし)』にある故事からきています。ある商人が「どんな盾も貫ける矛(ほこ・槍)」と「どんな矛も通さない盾」を同時に売り出したところ、「その矛でその盾を突いたらどうなるのか」と問われて答えられなくなったという話がもとになっています。「矛(ほこ)」と「盾」の両方が本当なら、どちらか一方は嘘になってしまう——これが「矛盾」の語源です。
矛盾が問題となる場面は多岐にわたります。
- 法律の条文どうしが相反する内容を持つ場合
- 証言や証拠が食い違う場合
- 企業の方針と実際の行動が一致していない場合
- 論文や議論のなかで前提と結論が相反する場合
論理学では矛盾は「命題Aと命題Aの否定(非A)が同時に真となること」として定義され、これを矛盾律の違反とみなします。健全な議論・法解釈・科学的思考の基礎として、矛盾を排除することは極めて重要です。
使い方・例文
「毎日健康に気をつけると言いながら喫煙を続けているのは、言動に矛盾があると言わざるを得ません。」言葉と行動、または二つの主張が食い違っていることを指摘するときに使います。
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