不協和音とは?
ふきょうわおん
不協和音とは、同時に鳴らすと音響的にぶつかり合い、緊張感や不安定感を生み出す音の組み合わせのことで、長短2度や7度の音程が代表例です。
不協和音(dissonance)とは、複数の音を同時に鳴らしたときに、振動数の比が複雑なために音波が干渉し合い、うなりや緊張感・不安定感を生み出す音の組み合わせを指します。反対に、安定感・調和感を与える音の組み合わせは「協和音(consonance)」と呼ばれます。
西洋音楽の理論では、不協和音とされる音程は主に次のものです。
- 短2度・長2度(半音・全音)
- 短7度・長7度
- 増4度(トライトーン)
これらは周波数比が単純な整数比(オクターブ:2:1、完全5度:3:2)にならず、音の干渉が生じやすい関係です。
ただし、不協和音が「不快」「悪い音」というわけではありません。音楽の歴史においては、バッハの時代には厳格に制限されていた不協和音も、ロマン派・印象派を経て20世紀には意図的に多用されるようになりました。現代音楽やジャズでは不協和音が豊かな緊張感・感情的深みを生み出す重要な表現手段として活用されています。
心理音響学的には、不協和・協和の感覚は文化的背景や聴取経験によっても変化することが知られており、絶対的な定義ではなく相対的・文化的な概念でもあります。
使い方・例文
ホラー映画のBGMや、クラシック曲のクライマックス直前の緊張感を高める場面で意図的に用いられる音の組み合わせが不協和音の典型例です。
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