下降器とは?
かこうき
下降器とは、ロープに摩擦をかけて速度を制御しながら安全に懸垂下降するためのクライミング専用器具です。
下降器(かこうき)とは、クライミングや山岳活動において、ロープを通して摩擦力を生み出し、高所から安全かつコントロールされた速度で下降するための器具です。英語では「ディセンダー(Descender)」とも呼ばれます。
代表的な種類には以下のものがあります。
- エイト環(フィギュア・エイト):8の字型の金属器具で、シンプルな構造ゆえ初心者にも扱いやすく、世界中で広く使われています。
- ATC(エア・トラフィック・コントローラー):ブラックダイヤモンド社が開発した筒型デバイスで、ビレイ器具としても兼用できます。
- グリグリ(GriGri):ペツル社の自動ロック式デバイスで、手を離すと自動的にロックがかかる安全機構を持ちます。
- ラック:複数のバーにロープを通す構造で、摩擦量を細かく調整でき、長い懸垂下降に向いています。
下降器はカラビナを介してハーネスのビレイループに接続し、ロープを通してブレーキ側の手で速度を制御します。素材はアルミ合金や鋼が主流で、UIAA(国際山岳連盟)の安全規格に適合したものを選ぶことが重要です。適切な使用方法を習得せずに使うと重大な事故につながるため、専門的な指導のもとで練習することが推奨されます。
使い方・例文
岩壁の頂上部にロープをセットし、下降器をハーネスに取り付けて懸垂下降する際に使用します。救助活動やキャニオニングでも活躍します。
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