上皇とは?
じょうこう
上皇とは、天皇の位を譲ったのちの元天皇の称号で、日本の皇室制度における退位後の身分を指します。
上皇(じょうこう)とは、天皇の位を次代に譲り、退位した後の元天皇に与えられる称号です。日本の皇室において長い歴史を持つ制度で、かつては「太上天皇(だじょうてんのう)」と呼ばれ、その略称として「上皇」が使われるようになりました。
歴史的には平安時代から院政が盛んに行われ、上皇が実質的な政治権力を握って朝廷を主導する時代が続きました。白河上皇・後白河上皇・後鳥羽上皇などは特に強大な権力を持ち、「院」と呼ばれてその政庁(院庁)から政務を執った歴史があります。
上皇と関連する称号には以下があります。
- 上皇后:上皇の后(配偶者)に与えられる称号
- 法皇(ほうおう):出家した上皇に与えられる称号
- 太皇太后:先々代天皇の皇后
近代以降は天皇の生前退位が制度的に認められず、長らく上皇という称号も実際には存在しない状態が続きました。しかし、2017年に「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」が成立し、2019年4月に当時の天皇陛下が退位されて上皇となられました。これは約200年ぶりの生前退位であり、現代に上皇という称号が復活した歴史的出来事として注目されました。
使い方・例文
2019年5月1日の令和への改元に伴い、前天皇陛下は「上皇」となられ、現在もその称号で呼ばれています。ニュースや公式文書でも「上皇陛下」という表現が使われます。
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