上海協力機構とは?
しゃんはいきょうりょくきこう
上海協力機構とは、中国・ロシアを中心に中央アジア諸国などが加盟する、安全保障・経済・文化協力を目的とした国際機関です。
上海協力機構(SCO:Shanghai Cooperation Organisation)は、2001年6月に中国・ロシア・カザフスタン・キルギス・タジキスタン・ウズベキスタンの6か国によって設立された政府間国際機関です。前身は1996年に発足した「上海ファイブ」と呼ばれる安全保障協議体で、これが発展・拡大してSCOとなりました。
本部はベイジン(北京)に置かれ、その活動範囲は安全保障・テロ対策・経済協力・文化交流と多岐にわたります。特に「三つの悪」と呼ばれるテロリズム・分離主義・過激主義への共同対処が設立の重要な動機のひとつです。
その後、インドとパキスタンが2017年に正式加盟し、イランが2023年に加盟するなど、加盟国は拡大を続けています。オブザーバー国やダイアログパートナーとしてさらに多くの国が参加しており、人口・面積・GDP規模においてG7やNATOに匹敵する巨大な枠組みに成長しました。
SCOはしばしば「西側主導の国際秩序に対抗する枠組み」として注目されますが、加盟国間の利害や政治体制の違いも大きく、一枚岩の同盟とは異なります。安全保障・経済・人的交流のいずれの面でも存在感を増しており、今後の国際秩序を考えるうえで重要な機関です。
使い方・例文
「上海協力機構の首脳会議では、参加国間の安全保障協力の強化や貿易拡大について議論が行われた」のように、国際政治・外交の文脈で使われます。
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