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三十六歌仙とは?

さんじゅうろっかせん

三十六歌仙とは、平安時代に藤原公任が選定した三十六人の優れた和歌の名人たちの総称です。

三十六歌仙(さんじゅうろっかせん)は、平安時代中期の貴族・歌人である藤原公任(ふじわらのきんとう、966〜1041年)が著した歌論書『三十六人撰(さんじゅうろくにんせん)』にもとづき選ばれた、三十六人の優れた和歌の名手たちの総称です。「歌仙」とは和歌に秀でた人物を意味し、仙人になぞらえて称えた呼び名です。

選ばれた三十六人には、柿本人麻呂紀貫之・紀友則・凡河内躬恒・伊勢・小野小町・在原業平・壬生忠岑など、万葉集から古今和歌集・後撰和歌集の時代にかけて活躍した歌人が名を連ねています。奈良時代から平安時代前・中期にかけての歌人が中心で、男女を問わず選ばれているのが特徴です。

三十六歌仙の文化的影響は幅広く、以下のような形で受け継がれています。

  • 絵画の題材として「歌仙絵」と呼ばれる肖像画が多数制作され、王朝文化を代表する美術ジャンルとなった
  • かるたや百人一首の選出基準にも影響を与えた
  • 後世には「女房三十六歌仙」「新三十六歌仙」など派生した選集も登場した
  • 和歌の権威を確立し、後代の歌学・文学批評の基礎を作った

三十六歌仙は、日本の和歌文学史における「名手の殿堂」として、現代でも日本文化・古典教育の場で語り継がれています。

使い方・例文

国語の授業や百人一首を学ぶ場面で「この歌人は三十六歌仙のひとり」と紹介される形で登場します。

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