柿本人麻呂とは?
かきのもとひとまろ
柿本人麻呂とは、飛鳥時代を代表する歌人であり、万葉集に多数の優れた長歌・短歌を残した「歌聖」と呼ばれる人物です。
柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ、生没年不詳・7世紀後半〜8世紀初頭頃)は、日本の飛鳥時代を代表する万葉歌人です。「歌聖(かせい)」と称えられ、後世の歌学でも最高位の歌人として位置づけられてきました。
人麻呂の詳しい経歴は不明ですが、持統・文武天皇らに仕えた宮廷歌人であったと考えられています。その作品は『万葉集』に長歌・短歌合わせて多数収録されており、日本語の詩的表現を大きく発展させました。
人麻呂の歌の特徴として以下が挙げられます。
- 雄大な長歌:天皇の行幸や亡人への哀悼を主題とし、壮大なスケールで詠む
- 豊かな枕詞・序詞:日本語の音と意味を重ねる表現技巧の高度な駆使
- 真情あふれる短歌:「ほのぼのと明石の浦の朝霧に島隠れゆく舟をしぞ思ふ」など情景と感情が一体となった表現
代表作には「近江の荒れた都を嘆く歌」(柿本人麻呂歌集)や「石見相聞歌」などがあり、天皇への讃歌から旅の孤独・妻への愛まで幅広い主題を扱っています。
後世、藤原定家らも人麻呂を「万葉の第一人者」と評し、三十六歌仙の一人にも数えられました。現代でも和歌・国文学の文脈で必ず言及される、日本文学の礎を築いた歌人です。
使い方・例文
「百人一首や万葉集の授業で、柿本人麻呂の歌は必ず取り上げられる定番の題材です。」
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