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ヴェルキンゲトリクスとは?

う゛ぇるきんげとりくす

ヴェルキンゲトリクスとは、紀元前1世紀ガリア(現在のフランス)の諸部族を統合してローマに抵抗した英雄的な指導者です。

ヴェルキンゲトリクス(紀元前82年頃〜紀元前46年)は、ガリア(現在フランス中心とするヨーロッパ地域)のアルウェルニー族出身の首長・軍事指導者です。ユリウス・カエサルによるガリア征服(ガリア戦争)に対抗した最大の抵抗勢力の指導者として歴史に名を残しています。

紀元前52年、ヴェルキンゲトリクスはそれまで分裂していたガリア諸部族を統合し、ローマ軍に対する大規模な蜂起を組織しました。彼の戦略は「焦土作戦」と機動防御を組み合わせたもので、ローマ軍の補給線を断つことを主眼としていました。アウァリクム(現在のブールジュ)の攻防ではローマ軍に敗れましたが、ゲルゴヴィアの戦いではカエサルの軍を撃退する成果を挙げました。

しかし同年、アレシアの戦いでカエサルの巧みな包囲戦術(二重包囲陣)によって追い詰められ、援軍も届かないまま降伏を余儀なくされました。ヴェルキンゲトリクスは捕虜としてローマに連行され、約6年間の幽閉の後、カエサルの凱旋式に引き出されてから処刑されました。

フランスでは近代になって民族的英雄として再評価され、19世紀のナポレオン3世の時代にアレシア跡地に巨大な銅像が建てられました。ガリアの自由を守るために戦ったその姿は、フランス国民意識の象徴のひとつとなっています。

使い方・例文

ローマのガリア征服やカエサルの生涯を扱う歴史書で、アレシアの戦いにおけるヴェルキンゲトリクスの降伏シーンが象徴的な場面として語られます。

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