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ヴィンセント・デュ・ヴィニョーとは?

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ヴィンセント・デュ・ヴィニョーはオキシトシンバソプレシンの合成に成功し、1955年にノーベル化学賞を受賞したアメリカの生化学者です。

ヴィンセント・デュ・ヴィニョー(Vincent du Vigneaud、1901〜1978)は、アメリカ合衆国の生化学者です。イリノイ州シカゴ出身で、コーネル大学医学部などで研究を続け、ペプチドホルモンの化学構造解明と合成において歴史的な業績を残しました。

最大の功績は、オキシトシンバソプレシン(抗利尿ホルモン、ADH)という2種類のペプチドホルモンの構造決定と人工合成です。これらは下垂体後葉から分泌される9アミノ酸からなるホルモンで、分娩・授乳の促進(オキシトシン)や腎臓での水分再吸収調節(バソプレシン)などに関わります。タンパク質やペプチドを化学的に合成することが困難とされていた時代に、デュ・ヴィニョーはその壁を突き破り、1953年に合成に成功しました。

この成果はペプチド化学・創薬研究の扉を大きく開くものであり、1955年のノーベル化学賞の授与につながりました。授賞理由は「生物学的に重要な含硫黄化合物、特にオキシトシンの最初の合成」とされています。

デュ・ヴィニョーの研究はビオチン(ビタミンB群の一種)の構造研究にも及んでおり、生体内の硫黄含有化合物の化学を幅広く探求した点でも知られています。

使い方・例文

ノーベル化学賞の歴史やペプチドホルモン研究の文脈で取り上げられるほか、創薬・内分泌学の教科書でオキシトシンの合成史として紹介されます。

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