ワレモコウ属とは?
われもこうぞく
ワレモコウ属とは、バラ科に属する多年草の植物群で、日本の山野に自生し、秋の風情ある暗紅色の花穂で知られます。
ワレモコウ属(学名:Sanguisorba)は、バラ科に属する多年草の植物群です。北半球の温帯から寒帯にかけて広く分布し、日本・中国・ヨーロッパ・北アメリカなどに複数の種が自生しています。
日本でもっともよく知られるのはワレモコウ(吾亦紅)で、本州から九州の山野や草原に自生します。草丈は50〜100センチほどで、夏から秋にかけて細い茎の先端に小さな暗紅色(ワインレッド)の花穂をつけます。花弁はなく、萼片が集まって楕円形の穂状になるのが特徴です。
属名の「Sanguisorba」はラテン語で「血を吸う」を意味し、止血効果があるとされたことに由来します。漢方医学でも根を乾燥させたものが地楡(ちゆ)として用いられ、止血・消炎の生薬として知られています。
ワレモコウは秋の七草の一つに準ずる存在として古くから和歌に詠まれ、その名前の由来については「我もこう(こう=紅)」など諸説あります。花壇やフラワーアレンジメントにも用いられ、秋の野趣ある風情を演出する花材として人気があります。
使い方・例文
例:「秋の野原でススキとともに揺れるワレモコウ属の暗紅色の穂が、深まる季節を感じさせた。」
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